※本記事は、医師による執筆記事です。
前回の記事では、小顔になるための美容医療施術について解説しました。
今回はさらに掘り下げ、エラボトックス注射について解説をしていきたいと思います。
施術を検討している方は是非参考にしていただければと思います。
エラボトックス注射はこんな方におすすめ
エラボトックス注射は、小顔効果を目指して行われる美容医療施術の一つです。
主にエラ部分、すなわち下顎の咬筋と呼ばれる筋肉に対して注射します。咬筋は噛む時に使われる筋肉であり、食いしばりが強い方では、この筋肉が発達してエラが張ったように見えることがあります。
手のひらで自分の頬、耳前部下を触った状態で、触れている側の奥歯を強くかみしめたときに、かたく盛り上がる筋肉が咬筋です。
この咬筋のはりが強い方にお勧めの施術になります。
エラボトックス注射の原理と利点について
エラボトックス注射の原理は、ボツリヌストキシンと呼ばれる成分を筋肉に注入することで、その筋肉の動きを一時的に弱めることにあります。
ボツリヌストキシンは神経から筋肉への信号を遮断する作用があり、これにより咬筋がリラックスし、過度な収縮が抑えられます。その結果、筋肉が休むことで筋肉が次第に細くなり、エラの張りが目立たなくなることで小顔効果が得られます。
利点として、エラボトックスは手術を伴わないため、ダウンタイム(回復期間)がほとんどありません。施術後すぐに日常生活に戻ることが可能です。また施術自体も短時間で終わり、痛みも少ないです。
エラボトックスの欠点
一方で、エラボトックスには欠点もあります。まず効果が一時的であるため、持続的な効果を得るには定期的な施術が必要です。また加齢による皮膚のたるみやはり感の低下がある方の場合は、そちらへの対策も必要です。咬筋以外の周辺の筋肉に作用してしまった場合は、笑顔が作りにくくなってしまうというリスクも大変まれですが存在します。
また、ボツリヌストキシンにアレルギー反応を示す方や、神経筋疾患を持つ方、妊活中・妊娠授乳中には適さない場合もあります。したがって、施術前には医師による適切な診断とカウンセリングが不可欠です。
自分に合った治療法を選択しよう
エラボトックスは、小顔効果を求める多くの方にとって効果的な選択肢ですが、その利点と欠点を理解し適切に施術を受けることが重要です。
医師とよく相談し、自分に合った治療法を選ぶことをお勧めします。
