※本記事は、医師による執筆記事です。
ニキビのクレーター治療で行うサブシジョンにはいくつかの種類があり、その方法によってダウンタイムや効果に違いがあります。
多くの施設では医療用の針を使ったサブシジョンが行われていますが、今注目されているのが、「キュアジェット」を使った水圧式サブシジョンです。
キュアジェットは、極細のノズルから水圧を利用して瘢痕組織(引きつれの原因)を切断する治療法です。


針ではなく、水流で皮膚の下の癒着をはがしていくため、クレーター部以外の物理的なダメージをやや軽減できるというメリットがあります。
さらに、同時にリジュランなどの薬剤を導入できるため、肌の再生効果を高める相乗効果も期待できます。
針による従来のサブシジョンに比べると操作性が高く、顔の広い範囲や繊細な部位にも施術しやすいというメリットがあります。
ただし、キュアジェットもサブシジョンの一種であり、内出血や腫れといったダウンタイムはあります。
設定するパワーや施術範囲の広さにも左右されますが、治療当日は赤みや腫れが目立つことが多く、数日〜1週間は赤みが続くこともあります。
そのため、キュアジェットを用いたサブシジョンは予定でも余裕を持ったスケジュールで受ける必要があります。
キュアジェットは新しい選択肢として注目されており、従来の針の治療後の大きな内出血に抵抗がある方にも提案されることが増えています。
ただし、残念ながらすべてのクレーターに万能な治療ではありません。
クレーターの深さや部位によっては、針を使ったサブシジョンやフラクショナルレーザーとの組み合わせが効果的な場合もあります。
自分に合った治療を見極めるためには、診察時に肌状態を丁寧に評価してもらい、複数の選択肢の中から最適な方法を選ぶことが大切です。

