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子宮脱リングが外れてしまう…原因と対処法を教えてください!

子宮脱リングは、骨盤臓器脱ペッサリーの通称です。
骨盤臓器脱とは、腟から骨盤内の内臓が脱出する病態で、種類として膀胱瘤、子宮脱、腟脱、直腸脱等があります。

数として膀胱瘤が多いのですが、腟からでてくる臓器としてしては子宮が一番有名で、さらにペッサリーには、サイコロ型やロウト型等種々の形態があるのですが、以前からもっとも使用されているペッサリーがリング形なので、子宮脱リングと称されることが多いのです。

最近は種々のペッサリーが日本でも手にはいるようになり、患者さんの症状によって使い分けられるようにはなってきています。

自分の骨盤臓器脱の程度や種類、さらに適切なリングの形とサイズは、産婦人科や女性泌尿器科で診断してくれますが、はっきり言って、全ての産婦人科医や女性泌尿器科医の診断能力が同じとは言えません。
ですので、骨盤臓器脱の診断と治療に関して満足度が低ければ、クリニックを変更したほうが良いでしょう。

しかし簡単にクリニックを変更できない地方もあるでしょう。
最近は、ネットショップでもペッサリーを購入できるようになっていますので、最初はクリニックで保険診療をしてもらい、満足度が低ければ、自分で何とかしてみるのも一つの方法です。

参考にしてもらいたいのが、下記の私のYouTubeです。
「How To 自分で出来る!骨盤臓器脱リングペッサリー自己着脱法」

このYouTubeを視聴すれば何とか自分で、自己着脱ができるようになります。
基本は、腟の8cmくらい奥に子宮口があります。
その子宮口の背中側の奥に、ペッサリーの最先端が来るようにペッサリーを挿入しますが、痛みや違和感がなければ、どこに入っていてもかまいません。
また腟の中は丈夫ですので、少々手荒に扱っても問題ありません。
最初は少量の出血がある場合がありますが、だんだん粘膜が丈夫になってきて、出血の頻度は減っていきます。

適切のリングの大きさは、自己着脱しやすく、運動をしても脱落しない大きさです。
しかしどんな運動をしても絶対の脱落しない大きさは、腟の負担になる場合が多いので、脱落したら、気軽にまた自分で挿入できるくらいの大きさが良いでしょう。
大きさは最初は、クリニックで選んでくれる場合が多いですが、自分で決める場合は腟口の縦長のプラス1cmくらいの大きさが良いでしょう。

さて理想の自己着脱の頻度は、毎日朝入れて夜出すのがベストですが、最低でも週2回は、夜出して寝て、朝入れるようにしてください。

手にしびれがあったり、筋力が低下したりしている場合に、ペッサリーの留置がおこなわれることがあります。
この場合は、1~3か月に1回は通院して、ペッサリーを出して腟内を洗浄するようにしてください。
毎年ペッサリーを数年にわたり入れっぱなしにしてしまい、ペッサリーが腟粘膜にめり込んで取れなくなる事故が起きています。
ペッサリーの自己着脱の際には、フェムゾーン(腟と外陰)の保湿と、骨盤底トレーニングを継続することが、骨盤臓器脱の症状を悪化させないためには非常に重要です。

夜入浴時にペッサリーを出して、ペッサリーを洗う時には、自分のフェムゾーンも弱酸性の専用ソープなどでやさしく洗い、さらに、腟内を、指を第2関節くらいまでいれて、保湿クリームで保湿し、最後に腟内に挿入した指をしめつけて、胃のほうに持ち上げるように、骨盤底筋を収縮させて、骨盤底トレーニングも行いましょう。

最後に便秘も骨盤臓器脱の悪化要因ですので、1~2日に1回は排便できるように繊維質の多い食品を摂るようにこころがけましょう。

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関口 由紀

関口 由紀

研究員番号: 1

神奈川県横浜市出身の医師。日本泌尿器科学会専門医・指導医、日本東洋医学会専門医・指導医、日本性機能学会認定専門医、日本排尿機能学会認定専門医、日本女性骨盤底医学会認定専門医、医学博士、経営学修士。 女性医療クリニックLUNAグループの理事長、横浜市立大学大学院医学部泌尿器病態学客員教授を務める。

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