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ドラマから考えるセクシュアリティ

グレース&フランキー
2015年から放映されていて、第8シリーズでまだ続いているネットフリックスの人気コメディドラマシリーズ。
「膣のとりせつ」の原田純さんに勧められて視聴し始めた。

グレースとフランキーは70歳前半の女性達、夫同士がビジネスパートナーで夫婦で20年近く友人としておつきあいしている。

ある日4人で会食中に、夫同士が自分たちはゲイで愛し合っており、結婚したいので離婚してくれと告白されるというところからドラマが始まる。
それで元夫同士は同居をはじめ、その結果、元妻同士も同居しなければならなくなるという、たぶん2015年当時ならば、米国でも珍しい設定だったのであろうドラマである。

この元妻同士の40年ぶりの独身共同生活と人生に対する新たな覚醒を中心に、夫同士の恋愛生活も描かれる。

さらだんだん話がすすんでくると、グレイスはカトリックで、娘が2人いて、もと化粧品会社の社長で娘があとを継いでいるということや、フランキーはユダヤ教徒で、養子にもらった息子が2人いることがわかり、その個性豊かな子供たちによるエビソードも挿入されていく。

元夫同士は、完全なオッサンなのだが、真面目に愛を語たりながらキスしたり、片方がふとしたことから別の人とセックスしてしまい、とても後悔して悩んだりするのが不思議な感じ。

またグレイスのほうは、第1シーズンでは同世代の男性と新たな恋愛に立ち向かう。
交際してみて、ちょっと暮らしてみて、やっぱり“愛していない”と認識して相手の男性に別れを告げたりする。

フランキーのほうは、元夫に未練があり、新たな彼からの求愛をなかなか受け入れらなかったりしている。

つまり70歳台の登場人物が全員、セクシャリーアクティブなのだ。

食事や睡眠と同様に、恋愛やセックスは、いくつになっても普通にするものというメッセージを感じる。“楽しい”とか“必要”だとかというレベルを超えている。

ちなみ日本では、70歳台の性生活維持率は10%前後で、夫婦は、たいがい恋愛パートナーではなく同居人となっていることが多く、同年代の男女の恋愛エピソードは、いまだに色ボケと言われてしまう可能性がある。
将来的にグレイス&フランキーで描かれている世界が、一部であって日本で実現するのかどうかは不明である。
私としては、もし実現するのであれば、参戦したいと思っている。

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関口 由紀

関口 由紀

研究員番号: 1

神奈川県横浜市出身の医師。日本泌尿器科学会専門医・指導医、日本東洋医学会専門医・指導医、日本性機能学会認定専門医、日本排尿機能学会認定専門医、日本女性骨盤底医学会認定専門医、医学博士、経営学修士。 女性医療クリニックLUNAグループの理事長、横浜市立大学大学院医学部泌尿器病態学客員教授を務める。

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