※本記事は、医師による執筆記事です。
前回の記事では、自分が定期的にボトックス注射を行っている目尻のシワについて詳しく説明しました。
前回の記事はこちらから
今回の記事では、あごのシワのボトックス注射の施術について解説していこうと思います。
あごのシワといっても、ほかの部位同様、いくつかのタイプがあり、それぞれ異なる治療が必要です。一般的なあごのシワのタイプと治療方法について説明します。
あごのシワで悩んでいる方、ボトックス注射を考えている方は是非参考にしてみてください。
あごのシワのタイプと治療方法
表情じわ(動的シワ)
表情を作るとき、筋肉を動かしたときに現れるシワで、口を動かしたりすると目立つシワです。あごについては、「うー」というような口をすると出てくることが多いです。
治療はボトックス注射です。ボトックスは筋肉の動きを一時的に抑えるため、シワができるのを防ぎます。3~6か月に1回、定期的な施術が必要です。
静的シワ
表情を作らないとき、真顔の時にも見えるシワです。加齢とともに肌のたるみやコラーゲンの減少により深くなります。あごの静的シワは60代以降の方で増えてきます。
治療は、即効性のあるものはヒアルロン酸です。ヒアルロン酸の中でも柔らかいものをシワの直下に入れて引き延ばすことが多いです。顎のかたちによっては、かたいヒアルロン酸を深い層に注入し、顎のボリュームを出して少し形を整えて、はりをだしてシワを目立たなくすることもあります。即効性はありませんが、コラーゲン生成を刺激するような注射やレーザー、高周波による皮膚の引き締めも効果的です。
皮膚のたるみによる大きなシワ(たるみ)
皮膚の弾力が失われ、重力に負けて顔の組織が上から下に落ちてきて、あご周りのたるみが生じます。たるみが強くなると、シワとして認識できるように。
治療はハイフや高周波、糸リフト、ダウンタイムが受け入れられる方はフェイスリフトという切開の手術も選択肢となります。
美容医療との相談することがおすすめ
これらの治療法は個々の症状や皮膚の状態に応じて選んでいくことになります。美容医療との相談をお勧めします。
どの部位でもシワが深くなってからの治療は時間もコストもかかるため、少しでも浅いうちからケアをはじめて深くしないことが大切と考えていただきたいです。