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片頭痛は女性に多い?原因や特徴をわかりやすく解説

女性に多いといわれる片頭痛。
ただの頭痛と軽視されがちですが、ズキンズキンと脈打つような痛みは仕事や家事、学業に支障をきたすことも少なくありません。

そして日本人(15歳以上)の年間片頭痛有病率は8.4%と推定されており、多くの方が片頭痛に悩まされていることが伺えます。
そこで今回は、片頭痛の特徴や女性に多い理由、対処法について解説します。

片頭痛の特徴とは?

片頭痛は、ズキンズキンと脈打つような拍動性の痛みが特徴です。
片頭痛という名称は、頭の片側が痛むことに由来しているものの、4割程度の方が両側に痛みを感じているようです。

痛みの持続時間は4〜72時間、一度きりではなく繰り返しの発作が起こります。
階段昇降のような活動でも痛みが強くなるため、日常生活に支障をきたすことも少なくありません。

また、拍動性の頭痛以外にも吐き気、嘔吐を伴ったり、普段気にならない光や音を不快に感じたりすることもあります。

片頭痛はなぜ女性に多いのか

国内における片頭痛の患者数は約840万人と推定されており、とくに20〜40歳代の女性に多いことが知られています。
片頭痛をもたらす要因にはストレスや空腹などさまざまありますが、女性ならではの要因として「女性ホルモン」が挙げられます。

女性ホルモンの影響を受けやすい

女性は月経周期に伴い、女性ホルモンの一種であるエストロゲンの分泌量が大きく変化します。
このエストロゲンの変化が、片頭痛を引き起こすと考えられているのです。
とくにエストロゲンの分泌が急激に減少するときに、片頭痛の痛みにかかわる脳や神経の働きに影響を与えるため、片頭痛が起こりやすくなると報告されています。

実際、生理が始まる数日前から生理中にかけて、頭痛を経験する方もいらっしゃるでしょう。
これは「月経時片頭痛」や「月経関連片頭痛」と呼ばれ、ほかの時期と比べて症状が重く、持続時間も長い傾向にあります。

そのほか片頭痛を誘発する要因

女性ホルモン以外に片頭痛をもたらしたり、症状を悪化させたりする要因には、下記のようなものがあります。

・精神的要因:ストレス、ストレスからの解放、疲れ、睡眠の過不足
・環境要因:天候の変化、温度差、におい、音、光
・ライフスタイル要因:運動、欠食、性行為、旅行
・食事性要因:空腹、脱水、アルコール

人によって、どの要因が片頭痛をもたらすかは異なります。
また、複数の要因が重なったときに片頭痛が生じることもあるでしょう。

自分がどのような要因で片頭痛を起こしやすいのかを把握することが、効果的な対処法を見つけるヒントになります。

つらい頭痛を我慢しない対処法

片頭痛があっても「よくある一時的なもの」と、適切な治療を受けていないケースも少なくありません。
しかし、つらい頭痛は適切に対処することで症状を緩和できるのです。

片頭痛の治療には、2つのタイプがあります。

・急性期治療:発作が起こったときに、症状を早く鎮めるための治療
・予防療法:頭痛がない日も薬を飲んで、発作を起こりにくくする方法

急性期治療の薬は、NSAIDs(非ステロイド系消炎鎮痛薬)やアセトアミノフェンのようにドラッグストアなどで市販されているものもあります。
軽症であれば市販薬での対処が可能ですが、症状が改善しない場合や、市販薬の使用頻度が高い場合には、一度医療機関を受診しましょう。

市販の痛み止めを飲みすぎると「薬物乱用頭痛」という、薬の使用過多による頭痛を引き起こす可能性もあります。

・もともと片頭痛のある方が、月に15日以上頭痛がある場合
・3ヶ月以上前から、月10日以上痛み止めを使用している

このような場合には、すみやかに医療機関を受診なさってください。

なお、片頭痛を予防する薬は病院で処方されるもののみです。
市販薬はありませんので困ったことがあれば、医療機関を受診しましょう。

片頭痛を放置すると、慢性化することもあります。適切な治療を早期に受けることが大切です。

まとめ

片頭痛は、女性ホルモンの変動やストレス、睡眠状況など、さまざまな要因によって引き起こされます。
とくに女性は月経周期に伴い、症状が強く出ることもあります。

つらい片頭痛を我慢すると慢性化するリスクもあるため、市販薬で改善しない場合は早めに医療機関を受診しましょう。

参考文献
PubMed Prevalence of migraine in Japan: a nationwide survey
頭痛の診療ガイドライン2021
日本臨床内科医会 わかりやすい病気のはなしシリーズ11頭痛
J-Stage 月経に関連する片頭痛の遺伝子多型解析

  • 記事を書いたライター
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kumi

kumi

研究員番号: sLVIg

管理栄養士。「食や健康に関する正しい情報をわかりやすく伝えたい」という思いで、記事の執筆や監修を中心に活動中。高校生時代に運動性無月経を経験し、妊娠出産を経て体の変化を感じたことなどから、女性の健康に対する関心が高まりました。

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