入浴の仕方がフェムゾーンのトラブルに影響することがあるって、知っていましたか?
「なんとなく乾く」「かゆみや違和感がある」というトラブルは、もしかしたら入浴習慣が原因かもしれません。
今日からできるお風呂習慣でケアしましょう。
入浴がフェムゾーンに与える影響
フェムゾーンの皮膚は薄くて繊細です。
粘膜部分も多く、pHは弱酸性に保たれています。
この環境を守っているのが、皮膚のバリア機能と常在菌のバランスです。
熱すぎるお湯や長時間の入浴は、この大切なバリア機能を奪ってしまいます。
さらに、洗いすぎると必要な常在菌までいなくなりフェムゾーンのかゆみや乾燥、においの原因になることもあります。
これはNG!避けたいお風呂習慣
入浴中、無意識にフェムゾーンに良くないことをしているかも…以下のような習慣に心当たりはありませんか?
✓ 42℃以上の熱いお湯に浸かるのが好き
✓ フェムゾーンも体用のボディソープでゴシゴシ洗っている
✓ 「しっかり洗わなきゃ」と念入りに洗っている
✓ シャワーを直接フェムゾーンに当てて洗っている
✓ お風呂上がりに顔や体は保湿しているのに、フェムゾーンはそのままにしている
もし思い当たることがあれば、さっそく今日から見直しましょう。
今日からできる、お風呂で行うフェムゾーンケア
ここで、すぐに始められるお風呂で行うフェムゾーンケアの方法をご紹介します。
①温度と時間を見直そう
お風呂のお湯の温度の理想は、38〜40℃くらいのぬるめのお湯です。
熱いお湯が好きな方は、最初は物足りなく感じるかもしれません。
でも「ちょっとぬるいかな?」と感じるくらいがフェムゾーンのケアに向いている湯加減です。
②洗い方を変えてみよう
ボディソープフェムゾーンを洗うと、洗浄力が強すぎてしまうことがあります。
フェムゾーン専用ソープは弱酸性で、pHバランスを守りながら洗えるように作られています。
刺激の少ないソープで、手を使って優しく洗いましょう。
泡立てたソープを手に取り、外側から優しく洗います。
ゴシゴシこする必要はなく、泡で包み込むようなイメージです。
膣内は自浄作用があります。
常在菌のバランスを保つためにも洗わないようにしましょう。
ソープが残っていると刺激になるので、ぬるま湯でしっかり流すようにしてくださいね。
③入浴後に保湿しよう
お風呂から上がったら、清潔なタオルで押さえるように水分を取ります。
ゴシゴシこすらないようにしましょう。
特に乾燥やかゆみ気になるときは、顔や体と同じように、フェムゾーンも保湿するのをおすすめします。
フェムゾーン専用の保湿剤やオイルを使い、特に生理前後や季節の変わり目は、いつもより丁寧に保湿を心がけましょう。
下着も通気性の良い綿素材のものがおすすめです。
入浴で心のケアも
ぬるめのお湯にゆったり浸かると副交感神経が優位になってリラックスモードになり、ホルモンバランスを整えることにもつながります。
好きな香りのアロマオイルを数滴垂らしたり、リラックス効果のある入浴剤を使ったり…
お風呂の時間をリラックスタイムにして、心もケアしましょう。
毎日のお風呂でフェムケアを習慣に
今日のお風呂から、さっそく試せるフェムケアをご紹介しました。
毎日のちょっとした心がけでもトラブルが予防できます。
もし症状が続いたり悪化したりする場合は、婦人科や皮膚科を受診してくださいね。
参考文献
・Role of female intimate hygiene in vulvovaginal health: Global hygiene practices and product usage
https://pmc.ncbi.nlm.nih.gov/articles/PMC7789027/
・Vulvar Care: Reviewing Concepts in Daily Hygiene
https://pmc.ncbi.nlm.nih.gov/articles/PMC12248671/
・厚生労働省 快眠と生活習慣
https://kennet.mhlw.go.jp/information/information/heart/k-01-004
・Essential oils used in aromatherapy: A systemic review
https://www.sciencedirect.com/science/article/pii/S2221169115001033