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治る尿もれ、あきらめないで

最近はテレビでも尿とりパッドのCMが増えてきました。
「ちょいもれしても安心」「量が多くても大丈夫」のようなCMを見るたびに、「ちょっと待った~!」と叫びたくなります。

私は泌尿器科医として、毎日患者さんの尿のお困りごと解決のサポートをしています。
また、尿もれの治療も積極的に行っています。

そんな私が「パッドで対応しましょう」というのは敗北宣言に近いものがあるのです。

もちろん、たまたますごくおしっこが溜まっていた時に、大きなくしゃみが出てしまった。
その時にちょっと下着がぬれた。
ということは女性ならほとんどの方に経験があるのでは?

ですが、毎日ある程度以上大きな尿とりパッドをつけて、それがそれなりに重くなる、1日に2-3回取り替える、外出時も持ち歩く、などは中等度から重度の尿もれの可能性があります。

咳やくしゃみでもれる「腹圧性尿失禁」は、局所麻酔で済む手術でピタッと尿もれが止まりますし、頻尿があったり急に強い尿意が出て尿がもれてしまう「切迫性尿失禁」は、内服薬や最近はボトックス治療と言って膀胱にお薬を注射する治療でかなり軽くすることができます。

もちろん、リスクのない治療はないわけで、その辺りは担当の先生とよく相談しながら納得して治療を受けていただく必要があります。
 
患者さんには少し勇気を出して、快適な生活を手に入れていただきたいと思っています。

これらの尿失禁の治療は泌尿器科の先生の中でも、専門としてしっかり治療をしている先生と、「話には聞いたことあるけど、自分はやらない」というタイプの先生がいます。

ずっと薬を飲んでいるけど良くならない、もう少し詳しい話を聞いてみたいという方は担当の先生に申し出てみるか、インターネットなどでお調べになってみてはいかがでしょうか。

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小内 友紀子

小内 友紀子

研究員番号: 9

日本泌尿器科学会指導医、日本排尿機能学会認定医、東京女子医科大学泌尿器科講師。 公益財団法人ときわ会常磐病院泌尿器科 副部長。 福島県いわき市の女性泌尿器科医療に貢献するため2017年より現職。 女性の尿や膣についてのお悩みに寄り添います。

  1. 治る尿もれ、あきらめないで

  2. 主治医との相性はいかが?

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