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泌尿器科でのセクハラは増えている?泌尿器科選びで注意する点について解説

よく読者さんから、「泌尿器科の男性医師によるセクハラ等が増えている現状があるのか?」といった内容の質問をいただくことがあります。

女性の体のトラブルとして泌尿器科へ行く機会は多いと思いますが、デリケートな問題が多いため心配をされる方は多いと思います。
今回はそんな泌尿器科選びをする際に注意すべき点について解説していきます。

この記事を読むことで、実際にトラブルを避ける手助けになれたら幸いです。

セクハラ問題について

診察の時に女性の外陰部の診察をする診療科は、産婦人科・泌尿器科・皮膚科・肛門外科等があります。外陰部に病気がある時、診て触って診察することは正しい診断のためには非常に重要です。

症状の原因が外陰部の病気であると明確に患者さんに認識できる場合は、セクハラ問題は起きません。
例えば、腟から出血する場合に婦人科医が患者さんの腟の中を視たり触ったりすることや、肛門出血の場合に肛門外科医が患者さんの肛門内を視たり触ったりすることでセクハラ問題が起こることは少ないと予想されます。

一方腟がゆるかったり、腟内の乾燥や感染があったり、腟を骨盤底筋で締められなかったりすると尿モレや中高年の再発性膀胱炎の原因になるのですが、尿モレや膀胱炎できたのに「なぜ腟の中を視たり触れたりするのだ」と患者さんが疑問を持つ可能性があります。

昔の泌尿器科は、膀胱炎は尿検査のみで診察するし、尿モレは加齢現象だからしかたないと説明していましたので、女性の外陰部を診察することが少ない診療科でした。しかし医学が進歩して、尿モレや頻尿、再発性膀胱炎等の治療には腟の状態を知ることが重要だということを知っている泌尿器科医ほど、女性の外陰部を診察するようになってきたのです。  

ですから泌尿器科の男性医師によるセクハラ等が増えているわけではなく、しっかり外陰部の診察をする泌尿器科の男性医師が増えてきたと予想されます。

診察が不安な方へ、おすすめの泌尿科とは?

まだ新しい情報を知らない患者さんにとって、いきなり必要とは思っていない外陰部の診察をされるのは不安で不快です。
ですからおすすめの医師は、病気の診療に外陰部の診察が必要であるということを、わかりやすく説明してくれる医師ということになります。さらに質問をしやすい雰囲気がある医師というのもおすすめです。

「これってセクハラ?」と感じたら我慢せず発言しよう

ここからは私の提案です。女性がセクハラと感じたらセクハラなんですが、男性の中にはこれが理解できなくて苦しんでいる人が多数います。

もしあなたがセクハラだと感じたら、「その発言や行為はセクハラではないでしょうか?」と直接医師に言ってみてはいかがでしょうか?いくら情報として知っていても、経験しないと理解ができないのが人間というものです。あなたの勇気ある発言が、医師のためにもなると思います。それで怒るようなら、地域にもよりますが医師は上司ではないので、嫌なら次から通院しなければよいのです。

男性の不快な発言をうまく聞き流す女性が成熟した女性であるという時代は終わったと感じます。
男性の成長を促すためには、女性側が我慢せず発言するのが、男女のコミュニケーションの向上のために良いと思います。

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関口 由紀

関口 由紀

研究員番号: 1

神奈川県横浜市出身の医師。日本泌尿器科学会専門医・指導医、日本東洋医学会専門医・指導医、日本性機能学会認定専門医、日本排尿機能学会認定専門医、日本女性骨盤底医学会認定専門医、医学博士、経営学修士。 女性医療クリニックLUNAグループの理事長、横浜市立大学大学院医学部泌尿器病態学客員教授を務める。

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