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皆さまは「いぼ痔」をお持ちでしょうか?

実は、ある程度の「いぼ痔のもと」は皆さん、お尻の中にこっそり持っていらっしゃいます。

いぼ痔とは?

便やガスが漏れるのを防ぐため、血管と周囲の結合組織で形成された「肛門クッション」と呼ばれる、水道管のパッキンのような役割をしている部分があり、それがいわゆる「いぼ痔」です。

「中のいぼ痔(内痔核)」は普段は中に潜んでいますが、便秘や下痢で負担がかかったり、立ちっぱなし座りっぱなし等長時間同じ姿勢でいたり、腹筋を使う運動やお酒等でも痔が大きくなります。

そして、中から「脱出」してきたり「出血」してきたり、と煩わしい状態となり得るのです。

何らかの症状が出てきた時点で「いぼ痔」と診断されることが多いです
同じ状態の肛門でも「どの方向にいくついぼ痔がある」という診断が担当医により違うことも少なくありません。

「外のいぼ痔(外痔核)」の場合、強く症状が出るのは、ほとんどの場合が「血栓性外痔核」です。

痔の中に血豆ができた状態です。

中のいぼ痔も外のいぼ痔も原因は同じです。
 
急に腫れると非常に強い痛みを伴います。多くの場合は数日で痛みはピークアウトしますが、血豆のシコリそのものが吸収されるまでには2ヶ月程かかることもあります。
発症して1-2日以内で日常生活に支障が出るほど痛いようであれば、その場で血栓摘出術を行うこともあります。

血栓が吸収される過程で外側の皮膚が伸びきってしまい、肛門皮垂(スキンタグ)と言われるしぼんだ風船のようなヒダヒダが残ることもあります。
病的な意味合いはありませんが、どうしても気になる方は肛門皮垂切除術も選択肢となります。

治療方法

治療に関しては、内痔核は一般的には「脱出してきて手で中に押し込まないと戻らない状態」に対しては入院での「結紮切除術」が適応となりますが、極論、どんなにひどいいぼ痔でも絶対手術しなくてはいけない状態ということはありません。
状態によっては、日帰りの注射療法という選択肢もあります。

すっきりさっぱりしたいのか、年に数回腫れる分は薬で対処していくのか、本当は日帰り手術の適応ではないけれど、できる範囲で日帰りの治療を行うのか…、患者様によっても治療のゴールが全く違います。

そもそもご自身で気になるイボは内痔核でも外痔核でもなく、外痔核の残がいである「肛門皮垂」かもしれません。

気になる症状がある方は一度肛門科で相談することをおすすめします。

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那須 聡果

那須 聡果

研究員番号: 10

日本大腸肛門病学会専門医・指導医。臨床肛門病学会認定医。日本外科学会専門医。 現在複数の施設にて主に女性の大腸肛門疾患の診療(日帰り手術や大腸内視鏡検査等)に従事。

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