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50歳以上のセックスのトラブル

各ステージにおける気を付けるべき症状

50歳以上のセックスのトラブル

51歳±5歳で、95%の女性が閉経(生理が来なくなること)を迎えます。
そうすると女性ホルモン(主にエスラジオ―ル)は、閉経前の10分の1になり、男性ホルモン(主にテストステロン)は4分の3になります。

閉経後3年たつと、女性ホルモンの低下によるGSM(閉経関連尿路生殖器症候群)が50%前後の女性に起こります。GSMになるとフェムゾーン(腟と外陰)の粘膜と皮下組織の薄く弱くなり、性交痛や性交後出血、性交後膀胱炎などが起こる人がでてきます。痛みを我慢してセックスをしていると、性的意欲が低下する人がいます。

一方フェムゾーンのトラブルのない50%前後の人は、相対的なテストステロン有意の状態になるため、性的意欲が亢進する人もいます。テストステロンは生きる意欲を向上させ、筋肉量を増加するとともに性的意欲も上げるからです。
もちろん性ホルモンの影響がなく、性的意欲に変化がない人もいます。
性機能を低下させない日々のケアは、まずは性交痛を起こさないようにフェムゾーンの保湿と骨盤底筋トレーニングを行います。

保湿は、全身保湿用クリームやオイルを1日1~2回腟の入り口と外陰部にぬります。さらに腟の入り口に指を入れた時に、肛門と腟・尿道をギュとしめて、入れた指を締め付けてさらにその指を胃のほうに持ち上げて5秒くらい維持してみましょう。それが正しい骨盤底筋トレーニングです。
上手く骨盤底筋を収縮させられることを確認したら、1日30回くらい骨盤底筋群トレーニングをしましょう。さらにセックスの時は、ジェルやオイルをたっぷり使用しましょう。濡れなくなったから使うという後ろ向き発想ではなく、プレイとして楽しんでください。

さらに性的意欲を維持するためには、血中のテストステロン値を維持することが重要です。そのために、食事は毎食野菜とタンパク質(肉・魚・卵・大豆)を食べるように心掛けましょう。また週に2~3回、40分~90分の定期的な運動もしましょう。筋肉を増やして、骨を刺激するとテストステロンがアップします。

さらにお出かけが大事です。楽しいイベントを自ら計画して、どんどんお出かけしてください。
それでもセックスのトラブルが解消しない場合は、フェムゾーンのトラブルに対しては女性ホルモン(エストラジオールやエストリール)のクリーム、オイル、腟座薬などを使用します。(現在健康保険で処方してもらえるのはエストリールの腟座薬のみです。)
さらにレーザー治療や超音波による治療をする場合もあります。性的意欲の低下には、テストステロンの補充を行います。注射、クリーム、オイル、内服(弱ホルモンのDHEA)等の選択肢があり、個々の人の効果を副作用を確認しながら投与法を調整していきます。

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関口 由紀

関口 由紀

研究員番号: 1

神奈川県横浜市出身の医師。日本泌尿器科学会専門医・指導医、日本東洋医学会専門医・指導医、日本性機能学会認定専門医、日本排尿機能学会認定専門医、日本女性骨盤底医学会認定専門医、医学博士、経営学修士。 女性医療クリニックLUNAグループの理事長、横浜市立大学大学院医学部泌尿器病態学客員教授を務める。

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