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女性の体とお酒の関係 ~男性との違いを知って適度に楽しもう~

あなたは日頃どのくらいお酒を飲みますか?

女子会やホームパーティなどおしゃべりしながらお酒を楽しむと、飲んだ量がわからなくなってしまうこともあるでしょう。

実のところ、さまざまな研究により女性の体は男性と比べてお酒の影響を受けやすいことがわかっています。

そこで今回は、女性の体とお酒の関係について解説します。
男性とは異なる適量についても紹介しますので、お酒を飲む機会がある方はぜひご覧ください。

なぜ女性の体はお酒の影響を受けやすいのか

女性が男性と比べてお酒の影響を受けやすい理由は、下記のとおりです。

・体内の水分量が男性より少ない
・分解できるアルコールの量が男性より少ない
・女性ホルモンであるエストロゲンが影響している

したがって、女性は男性よりも少量かつ短期間の飲酒でも体に不調が起こりやすいのです。

乳がんや骨粗鬆症などのリスクが高まる

飲酒は乳がんや骨粗鬆症といった、女性特有の病気にも影響を及ぼします。
そして、どのくらいの飲酒が影響を及ぼすかは病気によって異なります。

・乳がん:週100g以上の純アルコール(※)を摂取すると発症リスクが上がると考えられている
・骨粗鬆症:1日8~10g以上の純アルコールを摂取すると、骨粗鬆症による骨折リスクを1.4倍高めるとの報告がある
(※)純アルコールとは、お酒に含まれるアルコールの量(g)

ほかにもさまざまな研究が進められており、女性の飲酒量は男性の半分程度が適当であるとされることが一般的です。

「適量」の基準はどれくらい?

飲酒による影響は個人差が大きいので、基準を一律に定めることは困難です。

そこで今回は「節度ある適度な飲酒」と「生活習慣病のリスクを高める飲酒量」を紹介します。

ただし、飲酒習慣がない方に対して飲酒を勧めるものではありません。
少量の飲酒でも、病気によっては発症のリスクが高まるということは覚えておきましょう。

節度ある適度な飲酒とは

節度ある適度な飲酒とは「通常のアルコール代謝機能をもつ日本人男性の場合、1日あたり純アルコール量20g程度」です。
そして、女性の場合はこれよりも少ない量が適当とされています。

この値の根拠は、複数の研究で男性1日あたりの純アルコール量が10〜19gで死亡率が低かったことです。
女性の場合は、1日9gまでの場合に死亡率が低いと報告されていますから、10g程度が適当であるといえるでしょう。

生活習慣病のリスクを高める飲酒量とは

生活習慣病のリスクを高める飲酒量は「1日あたりの純アルコール摂取量が男性40g以上、女性20g以上」です。

ただし、これより少ない量の飲酒であれば生活習慣病が発症しないとはいえません。

実のところ、飲酒の影響は臓器によって異なります。
たとえば、女性の場合は少しでも飲酒をすると出血性の脳卒中や高血圧の発症リスクが高まると知られています。

純アルコール20gってどのくらい?

純アルコール20gに相当するお酒の目安を見ていきましょう。

・ビール:500ml(中ジョッキ1杯程度)
・ワイン:180ml(グラス1.5杯程度)
・酎ハイ(7%):350ml
・日本酒:180ml(1合)
・ウイスキー:60ml(ダブル1杯)

上記は、それぞれのお酒ごとに一般的なアルコール度数で計算しています。
参考までに、純アルコール量の求め方は下記のとおりです。

純アルコール量(g)=飲酒量(ml)×[アルコール度数(%)÷100]×0.8

ご自身のよく飲むお酒がある場合は、アルコール度数と飲酒量をもとに純アルコール量を計算してみるのもよいですね。

まとめ

女性の体は男性よりもお酒の影響を受けやすいため、たしなみ方には注意が必要です。

まずは「飲んだお酒の量」ではなく「摂取したアルコール量」に注目しながら、日頃の飲酒について振り返ってみましょう。

この記事が、将来の体を守るため、健康を維持しながらお酒を楽しむために、お酒との付き合い方を見直すきっかけとなれば嬉しいです。

参考文献
厚生労働省 健康に配慮した飲酒に関するガイドライン
厚生労働省  アルコール
厚生労働省 習慣を変える、未来に備える あなたが決める、お酒のたしなみ方
一般社団法人日本骨粗鬆症学会 骨粗鬆症の予防と治療ガイドライン2015年版

  • 記事を書いたライター
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kumi

kumi

研究員番号: sLVIg

管理栄養士。「食や健康に関する正しい情報をわかりやすく伝えたい」という思いで、記事の執筆や監修を中心に活動中。高校生時代に運動性無月経を経験し、妊娠出産を経て体の変化を感じたことなどから、女性の健康に対する関心が高まりました。

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