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小陰唇形成などの美容手術のリスクとは?

最近フェムゾーン(腟と外陰)の美容医療が流行っています。

ほとんどが顔や全身の美容医療をフェムゾーンに適応したものです。
現在顏や全身の美容医療は、飽和状態で過当競争になっており、最後の聖地フェムゾーンに注目が集まっているのです。

それであらたな問題も起こってきています。

もともと日本女性には、自分のフェムゾーンを鏡でみる習慣はありませんでした。
ですから、あまり美容意識も発達しなかったのです。

そんな中、若い世代から陰毛の脱毛であるVIO脱毛が流行ってきました。
Vは、恥骨付近の陰毛。
Iは小陰唇の外側の陰毛。
Oは肛門周囲の陰毛です。

もともとセクシャルアクティビティーの高い白人、黒人の間ではすでに50年以上前からVIO脱毛は盛んでした。

一方東洋人は、陰毛は濃いほうがセクシャルという文化があり、なかなかVIO脱毛率は上がっていませんでした。
現在でも、50歳以上の男性は陰毛がある女性が好きなようです。

しかし時代は、世界的に男女ともツルツルに向かって進んでいます。

VIO脱毛をすると、自分のフェムゾーンをよく観察できるようになるため、フェムゾーン美容も気になってくるわけですが、問題はどこまでするかというコンセンサスがまだ得られていないことです。

例えば、代表的に手術に小陰唇形成がありますが、だいたい小陰唇は閉経するとどんどん小さくなってしまう部分で、高齢者になると消失してしまう人もいるほどです。
ですから比較的大きい小陰唇は、若さの象徴でもあるんです。
この知識がまだ広く認識されていないため、患者の満足度を得るためもあって、とても小さく小陰唇をしてしまう例が散見されます。

また、腟のゆるみに関してはパートナーの腟内射精障害の原因が、自分の腟が緩いためだと思い、まったく緩くないのに腟縫縮術や腟ハイフ(焦点式超音波照射)を希望される方がいます。
緩くない腟に施術するわけですから手術はやりにくく、場合によっては狭い腟を無理やりさらに狭くするということも起こってしまい、重症な腟粘膜下血種の合併症の報告もあるほどです。

はっきりいって、男性の腟内射精障害は男性側が治療すべき疾患で、女性が治療すべき疾患ではありません。

極論ですが、女性側がガバガバでも男子は射精できます。
ちなみに男性の腟内射精障害の原因は、まちがったマスターベーションのやりすぎが多く、正しいマスターベーションを学習しなおすキットなども現在販売されています。

現在腟内エネルギーディバイスに関しては「フラクショナル炭酸ガスレーザー」「高周波」「エルビウムヤグレーザースムースモード」「ハイフ」などがありますが、どのエネルギーにも適応と限界があります。

主治医に説明をよくきいて、納得して施術を受けることが重要です。

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関口 由紀

関口 由紀

研究員番号: 1

神奈川県横浜市出身の医師。日本泌尿器科学会専門医・指導医、日本東洋医学会専門医・指導医、日本性機能学会認定専門医、日本排尿機能学会認定専門医、日本女性骨盤底医学会認定専門医、医学博士、経営学修士。 女性医療クリニックLUNAグループの理事長、横浜市立大学大学院医学部泌尿器病態学客員教授を務める。

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